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author:桜沢 可菜

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ミーア・キャンベル第16回

4回分書いたのにまだネタがある。実に嬉しく── ある意味、悲しいことなのかもしれない。
今回は、第46話でのミーアを時系列順に追ってみたい。
例によって第46話までのネタバレを含むので、視聴済みでない方はご注意を。
まずは、一人唄いながら歩くミーア。
ここでミーアの歌と伴奏がズレているのは、当然意図的なものと思われる。
ではこのとき表現したかったものは何か?
というと、それはミーアとラクスの違いなのではないだろうか。
これまでミーアは「ラクスの代わり」をつとめようとしてきた。
決して「ラクスの名のもとに好き勝手しよう」ということではない。
しかしラクスの考えがミーアのそれと違うことが、44話で明らかになった。
ミーアの考えていた「ラクス像」と本物のラクスとの差異は、大きかった。
そのあたりを暗に表現していると受け取ってよいのではないだろうか。
ラクスの歌を唄っていても、ラクスとは違う。ラクスにはなれないのだと。

続いては、これまでラクスとして行ってきたことと、アスランの言葉とで揺れるミーア。
いつまでもラクスとしてやっていけるわけじゃない。
アスランの言葉は、理解できている。
そして「役割でもちゃんとやれば」と言った自分が、既に役割をこなせていないことも。
そんな自分に、デュランダルが過去形で語りかけていることも。
いずれ、殺される。
アスランはそう言った。
それが近い将来のことかと、ミーアは不安に思っていたのだろう。
そしてデュランダルがまだ自分を必要としてくれることを、祈りたい気分だったに違いない。
それはサラに議長から連絡はないかと確認するときの声が、如実に示している。
自分に価値があると信じているのなら。
消される運命だと完全に諦めているのなら。
もっと悠然と聞けるか、あるいは聞きもしないだろう。
望みはとてつもなく薄いながら、でもそれにすがる以外の道を見出せない。
苦悩する以外に、何ができただろう?

そんなミーアに、囁くサラ。
本物を消せば、ミーアはこれまで通りラクスとしてやっていける。
ミーアにとって、それは二重の驚きであったはずだ。
1つは、サラが自分を本物のラクスではないと知っていたこと。
もう1つは、サラ……いや、デュランダルがラクスを亡きものにしようと画策していること。
第4回でも書いたが、ミーアはラクスが死ねばいいとまでは考えていなかった。
そんなことを平然と提案できるサラに、ミーアは恐怖を抱いたのではないか。
何しろサラの言葉には、言外に続きがある。
邪魔なら消す。いらなければ排除する。それはラクスに限ったことではない──
ラクスとしての立ち位置に執着したい思いも、確かにあっただろう。
だがここで断れば使えない駒として抹殺されるかもしれない、という危機感もあったのではないか。
もっとも、一番大きいのは自分のために人を殺めるという罪悪感だろうけれど。

サラにとって、ミーアの苦悩は当然想定の範囲内。
だからサラは、おそらくミーアに最低限必要なことしか告げていないだろう。
ラクスが来たら、舞台におびき出すだけでいいと。
あとはサラたちがうまくやってみせるから、何もしなくていいと。
それに対し、ミーアは拒否できなかった。
決して積極的にではなかったであろうことは、アスランが来るまでのミーアの表情を見ればわかるが、ミーアはラクス暗殺を許容してしまった。
それを一番責めているのは、おそらくミーア自身だ。
そしてその後ろめたさが、ラクスと出逢って噴出している。

続きます。=> ミーア・キャンベル第17回
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