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author:桜沢 可菜

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ミーア・キャンベル第19回

前回はラクスメインになってしまった。
今回はミーアメインに戻して、Bパート後半である。
戦闘シーンは荒事に慣れていないミーアとそうでないその他の面々、という描写で、これはどうということもない。
見るべきところは、アスランに倒される黒服を見て悲しそうな顔を浮かべるラクスと、それを見上げるミーア。
そんなラクスも、ミーアにとってやはり意外だったのだろう。
ロゴスは敵だから、匿うオーブは、と演説をしてきたミーアにとっては。

戦闘後。
キラの差し伸べた手に、ミーアは少しの間迷っていた。
ここからも、さぁ心機一転、AAで頑張ろう! とまでふっきれてはいないことが見てとれる。
もはや行くあてもないし、ラクスにはこれまでしてきたことを謝らなければならないし、アスランや守ってくれたみんなにはお礼を言わなければならないし。
だから、ひとまずAAに行こう。
ミーアの心理状態は、おそらくその程度だったのではないだろうか。

ラクスを庇う、ミーア。
ラクスだから、という意見も多々見受けられるが、管理人はそうではないと思っている。
おそらくその場にいた誰が狙われたとしても、ミーアは反射的に庇おうとしてしまうと。
「あの人だから庇おう」「あの人だからやめよう」などと、緊急時に瞬時に判断できるほど、ミーアは賢くない。

写真を遺すミーア。
ミーアを一個人としてみてくれたからこそ、ミーアとしての写真を出せたのだろう。
忘れないでという呟きがまた、切ない。
ラクスとなる前のミーアを、今でも忘れずに憶えていてくれるような相手は、もういないのかもしれない。
本当はミーアとして生きたくて、でもそこから逃げてしまった自分。
そこにやっと戻ろうと思えたからこその、遺品。
逃げ続けていたのに、捨てられなかった写真。
それを託せたのは、「ミーア」に対する見方の変化に他ならない。
その変化を生じさせたのは、ラクスだった。

アスランに遺した言葉。
ちゃんと、お逢いしたかった。
ラクスとしてではなく、ミーアとして、だろう。
「ラクスの偽者」として出逢ってしまったが故に、アスランはミーアをラクスとして扱わざるをえなかった。
もし、そうでなかったら。
たとえ恋仲にはなれなかったとしても、今とは違う関係── 「お友達」にはなれていたかもしれない。
二人きりでなくても、今日アスランたちがしていたショッピングはできたかもしれない。
心許せる友達との、他愛もない、日常。
どこにでもありそうなものが、ミーアにはなかった。
ラクスを名乗ってからは当然、そしておそらくそれより前も。
あの写真を撮ってくれた人物とのそれが、唯一といっていいくらいだったのではないか。
ならばラクスとして生きる決意をした後でも写真を捨てられなかった理由として、充分すぎる。
ミーアとして生きた中で、数えるほどしかないいい想い出の記録、なのだとすれば。

そんな日常が、ミーアの「夢」の一つだったのかもしれない。
もちろん、歌手として認められるのもまた「夢」の一つであっただろう。
けれどそれがラクスほどの、プラントを代表するレベルでなかったとしても、ミーアはきっと満足したのではないか。
世界の平和だとか、一国を背負うに相応しい国家元首だとか。
そんな望みからすれば、本当に些細な「夢」。
にもかかわらず、得られずに死んでいくミーア。
彼女が欲しかったものを、ラクスはほぼ全て有している。
そんなラクスに、ミーアが遺した言葉は── 謝罪、だった。
死の間際でも、笑顔で──

どこにでもいそうな、普通の女の子だったミーア。
けれど終盤、普通とはかけ離れた人生を送ったミーア。
そんな彼女が、もう一度「普通の世界」に戻って生きるシーンを、見たかった。
それが叶わぬ夢になった、今。
彼女の死が作品にとって必要不可欠な演出であったことを、祈るばかりだ。
既にミーア自身は、救われている。
だから次は、ミーアを応援している視聴者が救われる展開であってほしい。

長くなってしまった。
お付き合いくださった読者に、感謝。
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